2017年3月30日

認知症の父と激痛に苦しむ母

   

要介護3の父の意識がなくなった騒動から二日後。

2017年3月27日(月)夜のこと。

 

母から電話。

 

私と息子

二人で声を揃えた。

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

父にまた何かあったのか??

はたまた

愚痴電話か??

 

電話に出ると

声にならない母の声。

 

母「もう駄目だよ。」

 

今にも消え入りそうな声の母。

 

私「どうした??」

 

母「もう駄目だよ。(母の)足が痛くて・・・痛くて・・・」

 

母は右足の付け根に

原因不明の激痛が走り

どうにもこうにもならない状態らしい。

 

今にも泣き出しそうな母。

いえ

泣いていたのかもしれない。

 

母の電話の向こうで聞こえる

大きな声。

 

父「もし、もーーーーーし!!!!」

 

脳梗塞の後遺症により

右麻痺となりちゃんと歩けない父。

認知症も酷くなり

特に夜は強く出る。

今もきっと

認知症の症状が大きく出てて

状況を理解できず

「もしもし」と誰かを呼んでいるのでしょう。

時に

夜になると母のことでさえ誰だかわからなくなり

「先生!」

と母を呼ぶこともあるらしい父だからね。

 

父よ、

その家には今ね

耐えられないほどの激痛に苦しんでいる母しかおらんのよ。

 

そんなこと

認知症状が出てる父に理解不可能だけどね。

 

父「もし、もーーーーーし!!」

 

その声が聴こえるたびに

爆笑してしまう私と息子(小2)。ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

 

母「いつもだったら1時間もすると治ってしまうのに、

今日はこうして2時間治らずに苦しんでいるんだよ。」

母の切ない、心の叫びのような声。

 

父「もし、もーーーーーし!!」

 

笑い転げる息子。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

 

私のiphoneは母との電話で使っていたので

私は息子に固定電話を持ってきてもらった。

その電話で

まだ仕事中のパパに電話をかけてもらった。

 

パパと打ち合わせをし

母と電話を切った後で

息子に言った。

 

私「今からおばあちゃんちに行くぞ!!」

息子「えっ?!」

 

この時すでに

夜9時

 

小2の息子を連れて出歩く時間じゃないけど

そんなこと言ってられない。

とりあえず息子は春休み。

学校に支障はない。

 

激痛に苦しむ母。

状況を把握できない父。

一人で歩けない父が

ベッドから降りようとして

電話の途中でも

母が

「ぎゃーーー、お父さん何してるのぉおおおお?」

と発狂寸前のようになっているのだ。

放っておく訳にはいかないよ。

 

家を出て

駅に向かう途中で

母に電話をした。

「今から行く!」と。

「来なくて良い!」と母は言ったが

「もう家を出てしまった。」と答えた。

 

駅について

もう一度母へ電話。

家の玄関のチェーンがかかってないかを確認。

 

夜9時30分を過ぎた電車に

小2の息子を連れて

実家へ向かった。

 

((( 続く )))

 




この記事をどう思いましたか?
  • すばらしい (0)
  • 面白い (0)
  • 役に立った (0)
  • 気に入った (0)
  • ほのぼの~ (0)
次の記事へ進む「 »」
前の記事へ戻る「«

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

計算式を完成してください。 (Please calculate.) *

最近のコメント

広告(AD)