2021年4月30日

納骨そして不思議な出来事

   

昨年10月に亡くなった父の納骨式をおこないました。

2021425日(日)

3回目の緊急事態宣言初日と重なってしまいましたが

滞りなく済ませることができました。

 

〈納骨式当日〉

車で霊園に向かいました。

途中

一軒家に住んでいた頃の家の

すぐ近くを通りました。

今となっては街は全く変わってしまい

当時の面影を残すものはありませんが

父が認知症を発症し

マンションに住んでいる事を理解できなくなると

あの一軒家に「帰る!」と言っていたね。

 

父よ、

あそこだよ。

父がまだ若かった頃

祖父母と過ごした家。

働き盛りとなった父が

一家の大黒柱となり

幼い私たち子供達と過ごした家。

その家があそこにあったんだよね。

 

霊園に着きました。

参列者は7名。

予定より早かったですが

参列者も全員揃い

お坊さんもいらっしゃっていたので

早めに始めてしまいました。

 

骨壷をお墓に納める時に母が

「お父さん、親のところに行くんだよ!」と

父に声をかけていました。

力強い声だったけれど

涙声でもありました。

 

お坊さんは一通りの読経を済ませると

参列者の方を振り向いて

こうおしゃいました。

「お体はお墓に、

魂はご位牌にお入りになられました。」

 

私が印象に残ったのは

〈供養の仕方はいろいろあるけれど

(お墓参り、月命日など)

時々思い出してあげるのも

一つの供養である。

どうか時々思い出して

思い出話をしてあげてほしい。〉

 

大まかにいうと

そんな内容の事をお話ししてくださいました。

 

供養の仕方は

人それぞれの生活スタイルに合わせた形で。

一番大事なのは

故人の存在を忘れずにいてあげることなのかもしれません。

 

納骨式は大体30分ほどで終了しました。

 

実家マンションに戻るために

車のナビを入力しました。

少し行くと

高速道路を利用せず

一般道で帰る道順で案内されていることに

気がつきました。

 

が、、

 

時すでに遅し。

 

道路も空いているようなので

このまま一般道で帰ることにしました。

実家マンションに着くのが

予定より遅くなっちゃうけど

空いていれば大丈夫だろう、と。

そのまま実家へと進んで行きました。

 

本当に道路が空いていて

それほど遅れることなく

実家につけそうです。

 

実家にだいぶ近づいた時でした。

 

あれ?

 

この景色、、、、

 

もしかして、、、、

 

えっ、、、、

 

その道路は

父が亡くなり

病院から葬儀場へ移送した時

その時に通った道でした。

その時に見た景色でした。

 

本当だったら

通る予定のなかったこの道。

ナビが一般道で行くように案内してしまったので

それに気づくのが遅かったから

仕方なくそのまま一般道で走ってきた。

父が亡くなったときのこの通った道を

納骨が終わった今

導かれるように通っている。

 

単なる偶然なのかもしれないけれど

ちょっと何か考えた。

 

父が何か伝えたかったのかな?

って。。。

 

 

 




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