圧迫骨折した要介護３の父。
入院してた整形外科への通院。
退院してから初めて来院。
父の「痛い、痛い。」は減ったけど
それでも痛みを訴える時はあります。
認知症から来る痛み（本当は痛くないのに痛く感じる）なのか
本当に痛いのかがわかりません。
どれくらい良くなっているのでしょうか？
先週
脳神経外科へ通院したけど
あれから
日に日に認知症が悪化している様子の父。
ベッドの上から
自力で体を起こす事も出来ないので
心身ともに
ドンドン弱っていくのです。
私もこの一週間実家に行っておらず
連日母と電話。
母の話では
とうとう
母の事が誰だかわからなくなったらしい。
（母だとわかる時もあるんですけどね。）
私が実家につくと
イライラしている父が
母を怒鳴りつけていた。
「ばぁ～！」
とちょっとお茶目に
父の前に顔を見せてみた私。
にっこり微笑んで
自分（私自身）を指差し
「だ～れだ？」と尋ねると
私でない人の名前。
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
私「はずれぇ～！」
キョトンとしてる父。
まぁ、誰でも良いよ。
母がわからないのに
私のことがわかるはずがないもの。
父「これからどこへ行くんだ？」
私「病院だよ。」
少しするとまた
父「どこに行くんだ？」
私「病院だよ。おじいちゃんの腰が痛いのがどれだけ治ったか診てもらおうね。」
介護タクシーが来ました。
頼んでおいた会社と違う介護タクシー屋さんでした。
代理で来てくれたそうです。
介護タクシーは運転手さん一人で営業してるらしく
都合が悪いと横つながりで代理の人を立ててくれるようです。
代理介護タクシー屋さんが
父を車椅子に乗せてくれました。
階段は車椅子ごと運びます。
前回の男性助っ人が今回はいないので
私がお手伝い。
車椅子に乗っているだけで痛がる父。
階段では「痛い。」「痛い。」と
時々怒鳴り散らしてました。
介護タクシーに乗ると
また聞いてきました。
「どこへ行くんだ？」
母が
「圧迫骨折したところを云々」
父「そんな難しいことを言ってもわからん。」
と大声を出しました。
私「あのね、おじいちゃん腰が痛い＆痛いでしょ！？
その痛い＆痛いがどれだけ治ってるか診てもらいに行くんだよ。」
父「そういえばわかるんだよ。」
父の頭の中は幼児並みになってしまったようです。
整形外科の病院に着いて
待合室で待っていると
父「11時半か・・・。」
えっ？！
時計が読めるの？
この時正確には11時25分。
脳のこの部分は回復？
レントゲンを撮り
待合室へ戻りました。
12時半でした。
父に聞いてみました。
私「あそこの時計、今何時かわかる？」
父「・・・・・」
答えず。(^^;)
さっきはわかったけど
今はわからないようです。
脳血管性の認知症にありがちな
まだらボケです。
順番が来て診察室へ。
圧迫骨折した部分は
（骨は）潰れてしまってるけれど
このままくっつけば
痛みはなくなるでしょう。
と先生のお話でした。
入院してた時は
それ程潰れたなかったはずなのですが
家でコルセットをはずしてしまうこともあるようなので
そういう積み重ねが
それ程潰れてなかった骨も
潰れてしまったのかもしれません。
帰りの介護タクシーは
頼んだ介護タクシーが来てくれました。
帰りは一度も「痛い。」を言わなかった父でした。
いつの段階からかわからないけれど
私のこともちゃんと理解してくれていました。
父にとっては
先週の脳神経外科以来の外出でした。
3時間ほど外出しましたが
父は家にいるときと違い
穏やかな表情でした。
一度も怒鳴ることはありませんでした。
「寝たきりになると認知症が進む。」と聞いたことがありますが
父の場合もやはり
外に出て
たくさんの刺激を受けることが必要なのだと感じました。
今は全く歩けないので
なかなか外の刺激をうけることは難しいですけどね。
夕方
訪問リハビリの時間です。
理学療法士さんが来てくれました。
この理学療法士さん。
数日前に
偶然父の担当のケアマネージャーさんに会ったそうです。
その時に
二人で父の今後について
意見交換をしてくれたようです。
父の介護に関わってくださってる方々は皆
父のことを本当に親身になり心配してくださいます。
ありがたい事です。
優しい方々に囲まれ
本当にありがたいです。