2012年9月18日

戦争を語り継ぐ

   

この3連休
東京のおじいちゃん&おばあちゃんの家に遊びに行きました。
そこで、
おじいちゃんが経験した
戦争
の話を聞いてきました。
・アメリカ軍の飛行機を撃ち落とすための
大砲(高射砲)がこの辺りにもいっぱいあった。
・終戦前日。
アメリカ軍機が上空を飛び回り始めた。
当時まだ幼かったおじいちゃんは何が起ころうとしているのか
全くわからない状態だったが、ひいおじいちゃんに
「危ないので防空壕に入れ」と言われ、
アメリカ軍が去るまで防空壕の中に入った。
山の方に向かって逃げていく人々も多数いた。
(この当時は東京でない所にいた。)
アメリカ軍が行ってしまい、防空壕から出ると
あたり一面火の海となっていた。
・学童疎開していたおじいちゃんだったが、
ひいおじいちゃんの意向で
おじいちゃんは少し早く学童疎開をひきあげ
ひいおじいちゃんの元で一緒に生活できたそうだ。
・一緒に学童疎開に行っていたクラスメートのひとりは
学童疎開に行っていたお陰で、命は助かったが
自分以外の家族全員が空襲により死亡。
学童疎開から帰ってきても、両親、兄弟(姉妹)、
誰一人家族はいないため、親族が引き取っていったそうだ。
ここまで話を聞くと
息子は目に涙を浮かべ
その涙を拭い始めました。
まだ4歳の息子には
インパクトが強すぎたのでしょうか??
しかしながら、
おじいちゃんからなぜこんな戦争の話を聞いたのか
それは
息子が戦争について知りたがったからなのです。
ある時
戦争という言葉を耳にした息子。
私やパパに戦争について聞いてくるけれど
私達にはうまく答えられません。
そこで
戦争経験者のおじいちゃんから
直接話を聞かせてもらうことにしたのです。
実際に息子に話しているときは
空襲って何?
大砲って何?
学童疎開って何?
と単語ひとつひとつを説明しなければならないので
なかなか時間かかりますね。(^^;)
そしておじいちゃんが話してくれた
その内容ををまとめて
文章にしてみたけれど
やはりおじいちゃんから話しを聞いた時のような
インパクトを伝えることが出来ないですね。
経験した者にしか伝えられない何かがあるのでしょう。
息子が泣きだしてしまったので
私は息子をギューッして
頭を撫でながら言いました。
「平和な良い時代に生まれてきてよかったね。」
おじいちゃんが息子を愛おしそうに見つめながら言いました。
「そうだな。」




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