朝、息子を学校へ送っていき
夕方、息子が担任の事で
副校長先生にお話しするのを見守るために
再び学校へ。(2018.2.22)
このお話のために資料を作りました。
・4月から今までの息子の気持ちや心に残っている嫌な事などを
息子が箇条書きにしたもの
・数日前息子から聞いた担任の納得できない言動を書いたもの
・公開授業で保護者の観点から気になった出来事
校長先生、副校長先生、副担任(指導教員)に資料として渡しました。
これらはすべて “後で時間があるときに読んでおいてほしい。”
という趣旨なので、一方的に渡しただけ。
今回は息子が副校長先生にお話を聞いてもらうのが趣旨。
副担任(指導教員)も私も近くにいましたが
一切口をはさみませんでした。
お話をした場所が、校長室だったので
校長先生もご自分の席でずっと黙って聞いていました。
息子は家で話すようには話せなかったですが
自分の資料をみながら
「あっ、そうだ。」とかいってモゴモゴ話していました。
まぁ、話すといっても
親から見たらモゴモゴしてるだけで
何だかなぁ~って感じでしたけどね。
息子は「授業をやってほしい!」という事を一番強調してました。
(息子の担任は、授業中お説教ばかりで授業が進まないのです。)
先生方に渡した資料(自分でも見ながらしゃべってる資料)には
担任に対するイライラしたことがいっぱい書いてあるのに
行きつくところは、授業をやってほしいって事!
ブレてないね、息子。
息子が最後に「勉強がんばる!」と言ったところで終了!
副校長先生も、校長先生も
息子が直接自分の口で話せた点について
「偉かったね!」と褒めてくれました。
お話が終了した時点では
これって意味があったのだろうか?
息子は本当に少しは心が晴れたのだろうか?
不安でした。
でも
今こうして振り返って考えてみると
副校長先生に直接自分の口で自分の考えを話す経験をした事って
すごい経験だったのではないかとおもうのです。
これで担任が大きく変わることがなくても
この経験をしたことに意味があるような・・・
そんな気がしています。
お話が終わった後
息子がいなくなってから
副校長先生が
こんなことをアドバイスしてくれました。
家で息子が話してきたときは、まずはじっくりと聞いてあげてほしい。
そして息子の気持ちには同調しないでほしい、と。
同調することで子供は「両親が理解してくれた。」と思うが
それが担任批判へとつながり
それが学校批判へと発展してしまうケースが多い、ということでした。
でも、そうは言っても
気持ちに寄り添ってあげることは必要ですよね。
「同調はせず
気持ちは寄り添う」
結構難しいですね。
もちろん子供の前で
担任に限らず
誰かの批判をしたりしてもいけないですよね。
以前、ある保育園の園長先生にいわれたことがあります。
親が先生を褒めると子供は安心して保育園や学校で過ごすことができる。
親が先生を批判すると子供も保育園や学校で安心できなくなる。
だから小学校や中学校に行くようになった時
担任が変な先生になってしまっても
子供の前で
その先生の批判や文句を
決して言わないようにしてください、と。
それは子供が安心して通園・通学するためだ、と。
頭の片隅に入っていたはずでしたが
改めて思い起こさせてもらいました。
夜、息子と話をしました。
この日、息子のクラスでは
理科の授業を副担任がしてくれたそうです。
2時間もあり
内容が充実していたらしく
目をキラキラさせながら理科の授業の事を話してくれました。
とっても久しぶりに見たよ。
その笑顔。
【追記】
この日の副校長先生と息子のおはなしについて
翌日もう一度じっくり考えてみました。
本当に意味があったのか・・・。
一番大事だったのは
息子が自分の口から
「授業をやってほしい。」と
伝えたこと、訴えたことにあるような気がして・・・。
私が100回副校長に訴えるよりも
息子がタドタドしいながらも
自分の口から伝える、訴えるほうが
気持ちが伝わると思うのです。
たとえそれが副校長が訪ねた
「一番望んでいることは何かな?」の答えだったとしても
本人が自分の口から伝えることで
その気持ちが一番伝わると思うのです。
あの時息子がいなくて
「息子さんは、何を一番望んでいるのですか?」と聞かれたら・・・
あんなふうに答えられたか自信がありません。
息子から担任の不満を山のように聞き
そのために息子の涙を何度も何度も見てきた私は
どれが本質か忘れていた気がするのです。
親としてダメかもしれませんが。
修了式まで、あと約1か月。
今度こそ改善されるでしょうか?
改善されなきゃ
また次の手を打ってやるゼ!!