2月3日に保育園で行われる節分イベント。
息子(5歳)曰く
保育園には
本物の鬼がやってくるそうだ。
まだ昨年のうちから
「あと90何日で鬼の日(節分)が来る~。」
と泣いていた息子(5歳)。
年が明けて
あまり話題にならなくなったので
親としても知らんぷりしてた。
2月2日夜。
「明日の鬼の日、嫌だ~!」
泣き出した息子。
昨年の節分イベントは
担任の先生がずっと抱っこしてくれて
お友達も息子を守ってあげよう!と言ってくれて
何とか無事イベント終了。
でも今年は担任が違うから、どうなるかわからないと
不安を隠しきれない息子。
「じゃ、保育園休んでもいいけど
そしたら弱虫◎◎君(息子の名前)になっちゃうよ。」
「強い子は誰かな?」
おずおずと小さく手を挙げる息子。
「だって、本物の鬼が来るんだよ。」
やっぱり泣く息子。
あーだのこーだの話しているうちに
だんだんイライラしてくる私。
「じゃ、鬼が電車に乗ってやってくるの?
集会の時、事務所で打ち合わせしてるよ。」
「えっ? そうなの? でも本物だからダメなの。」
「じゃ、鬼って 何線の電車でくるの?
それともバスで来るの?」
電車やバスの話題で
少し笑みが出てくるようになった息子。
その後も説得は続き
やがて息子の気持ちも落ち着いてきたみたい。
何とか納得させ
就寝。
2月3日当日。
登園の時間が迫るほどに「鬼、嫌だ~!」と号泣する息子。
「じゃあ、もう行かなくていいよ!」と突っぱねると
「行くぅううううう!!!」
と大声を張り上げる息子。
ちょっとはイベントに参加したい気持ちもあるらしく
ママにも保育園に一緒にいてほしいらしい。
保育園までは歩いて通っているのだが、
その道のりが超スローペースになる息子。
何とか保育園近くまでたどり着いたが
今度は完全に足が止まってしまった。
こんなこと初めて。
ちょうど保育園の外にいた用務さんが
息子に気が付き
声をかけてくれ
事情を知ると
「おじさんなんか豆ないんだよ。」等と
いろいろ声をかけ励ましてくれた。
ちょうどそこへ昨年の担任の先生が出勤してきた。
まさに救いの神!
用務さんが先生に声をかけてくれた。
用務さんも事情を話してくれたみたいだが
私も以前この先生と話したとき
息子が鬼イベントを怖がっている話をしていた事もあり
先生はすぐに状況を察知して
まさに適切に対応してくれた。
私は先生にお願いして保育園を後にした。
夕方。
少し早めにお迎えに行った。
すると
スッキリとした
今まで見たことない表情で出迎えてくれた息子。
私は全てを悟った。
息子に「(鬼イベント)どうだった?」と聞くと
「(豆を)箱ごと投げたぁ~!」と笑顔で答えた。
しかも
「鬼、偽物だよ。」と余裕の顔。
息子と事務所の前を通りがかると
中から現担任が出てきた。
息子がどんなに頑張っていたか話してくれた。
その後、昨年担任と会った。
この先生も「去年とは全然違いましたよ~!」と
息子の様子を話してくれた。
鬼をあんなに怖がっていた息子はもういなかった。
そこには一回りも二回りも成長した息子がいた。
今朝
保育園に預けるときは可哀想だったけど
でも
壁を乗り越えてほしかった。
壁を乗り越える事を知ってほしかった。
怖いから、辛いから、苦しいからと言って
逃げてばかりいちゃダメなんだよ。
立ち向かっていく勇気を持つことも必要なんだよ。
ほらっ、みてごらん!
今日一日で、
君はこんなにたくましくなったよ。(*^^*)v
2014年2月4日 10:48 AM
firstさんの息子ちゃんの成長が、手に取るように解ります。ほのぼの~♪
これからも、苦難も乗り越えて大きく成長しますように(^O^)
2014年2月4日 11:00 AM
りょうさん
ありがとうございます。
今回の鬼イベントで、息子は急激に成長したようです。(^^)