新宿を歩いていた時だった。
見知らぬ弱々しい男性が話し掛けてきた。
雰囲気的には、
どこかアジア系の外国人男性が
道に迷って尋ねてきたような…。
そんな人を無視するのも何だったので
振り向いてあげた。
彼は、何か話し掛けてきた。
しかし
声がか細すぎてよく聞こえない。
よ～く聞き取ってみると…
男性「転機が○▲◆◎・・・」

またですか！？
本当に多いですよね、最近。
でもココでいきなり無視ってのも何だし
特に急いでなかったので
少し話に付き合ってあげることにした。
彼の話では、
私の顔に十文字の何とかがあって
昨年、今年にかけて
大きな転機の相が表れているんだそうだ。
守られているんだそうだ。
男性「何か思い当たることはないですか？」
私「はい。あります。」
普通５０歳代～６０歳代にでる相なんだとか。
若い人に出るのは珍しいそうだ。
(って、私40歳。決して若くはないけどね。)
男性「右利きですか？」ときかれ
私「はい。」と答えると
右手を見せて欲しいという。
見せてあげた。
手相の○○線と▲▲線の間に薄く×(バッテン)の皺が出来てるのが
その転機を表しているんだとか云々。
男性「具体的に思い浮かぶこと(転機)ってありますか？」
私「はい。今妊娠中ですから！」
するとその男性は少しビックリしてた。
男性「そ、そ、そうですね。それは・・・」
更に続けた。
男性「失礼ですが、何人目のお子さんですか？」

私「初めてです。」

男性「あっ、そ、それは…。ご結婚されてどれくらいなんですか？」
私「ずいぶん前です。」
男性「あっ、そ、それでは、何か・・・」
私「そうですね。人生って大変ですからね。あっちから、こっちから、そっちから…」
男性「そうですよね。」(苦笑)
私「今は昔と違って、産めよ！増やせよ！っていう時代でもないですしね。」

男性「そ、そうですよね。あ、あのぉ、こう…
最近、転機が訪れているって言われる事ないですか？」
私「ありますよ。最近多いですよね、そういうの、この辺。
『人生の転機だ』とか『開花相』だとか…」
この辺りまで話が進むと、
男性は
後ろへ
一歩…
二歩…
と下がり始めた。
私「では、ど～も～っ！」
私は、きちんと挨拶をしてから
本来自分が進むべき方向へ向かい
元気よく
去っていった。(^^)v