ご近所の畳屋さんから
写真のい草民芸品「コップ・花びん敷」を頂きました。
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先週のとある平日。
保育園を午後1:00にお迎えに行き
息子(6歳)と一緒にお出かけをしました。
いつもと違うバスに乗るために
いつもと違う道を歩いていました。
畳屋さんがありました。
近所なので
ここに畳屋さんがあるのは知ってましたが
この時は畳職人さんが作業中で
しかも機械を動かしての作業をしていました。
興味津々の息子。
ちょっとの間
店先(作業場先?)でじーーーっと作業をみつめる私たち母子。
チラッ私たちを気にかけながらも
仕事に打ち込んでいる畳職人さん。
何をしているのか
どんな機械なのか
興味津々の息子。
私「あのー、少し見させてもらっていいですか?」
畳職人さん「いいですよ。中へどうぞ。」
気さくな人でした。
畳職人「僕、何歳?」
息子「6歳です。」
職人さんと息子の最初の会話。
機械は
畳の縁を縫うミシンの様なものでした。
そもそも
あまり畳になじみのない息子。
畳の中の方の畳床をみて
息子「これ、何だ?」
(私自身、畳床を直接見たのは初めてです。)
稲藁だと教えてもらいましたが
そもそも〝藁〟を知らない息子。
畳屋さんが残って散らばっていた藁を見つけて
「これがギュッて詰まってああいう風になるんだよ。」
この藁が何個ぐらいであんなにギュッて詰まるのか
息子にとっては素朴な疑問だったようですが
藁を数えられないですよねー。
おそらく測りにもかけずに
職人さんの技術力で測ってるのでしょうし。
「これがお米になるんだよ。」
と、稲藁に残ってたお米の粒をとってくれました。
お米を精米することは
この前お米屋さんで精米機をみてきた息子なので
何となーーくわかるかもしれないけど
そもそも田んぼを間近で見たことがないので
(新幹線の景色からでしか見たことない息子です。)
〝稲〟がわかってないだろうなー。(^^;)
畳職人さんもその辺は理解しつつ
細かくいろんなことを教えてくれました。
畳の縁(へり)も
実はカーテンや壁紙を選ぶかのように
いろんな色や柄があり
縁を選ぶための分厚いカタログがあったんですねー。
そのカタログを少し見せてもらいましたが
ちょっとウキウキ♪してしまいました。(笑)
息子「一日に何枚、畳作るんですか?」
畳屋さん「おっ、良い質問だね。7枚かな。頑張れば12枚作れるけど。」
いろいろ質問する息子に
職人さんはいつも笑顔で答えてくれました。
「いろんな質問をしてきてお母さんも答えるの大変ですね。」
「えー、まぁ。答えられないですけどね。主人に任せちゃってます。」
「質問をしてくる子は頭の良い子の基本ですから!」
「そうなんですか? ありがとうございます。」
ふと息子をみると
息子は畳屋さんの作業場に置いてあった
かなり年季のはいった作業台に上って
平均台のように歩き始めた。
「こ~ら~、やめなさい。」
私が注意すると
畳職人さんが
「良いですよ。
うちの息子もよくそうやって遊んでました。
ケガだけは気を付けてくださいね!」
この職人さんが
「お近づきのしるしに。」と
写真のい草民芸品「コップ・花びん敷」を
息子にくれました。
切った畳表の端っこ(捨てるだけの部分)の一部もくれました。
「玄関にでも置いておけばちょっとの間はにおいが残ってるから。
終わったら捨てちゃって!」と。
近年、
生活様式の違いで
畳になじみのない子供も増え
畳の匂いを嫌う子もいるそうです。
私は、どっぷり畳世代なので畳(=い草)の匂い大好き♪ですし
息子も気に入ってくれて良かったー。
そんなこんなで
50分も畳屋さんで社会科見学をしてきました。
あー、はい。
そうです。
そうです。
そうなんです。
この日は
お出かけの予定だったのです。
いきなり50分オーバー!!!
この後の予定は
全て50分ずつ
ずれ込むこととなりました。
あー、
もー、
その後のことは
聞かないでーーーー!
スタタタタタッ((((((((((; ̄ー ̄)ノノ