2021年9月10日

高齢者(母・88歳)の大腿骨骨折⑤〈せん妄〉

   

母が入院する時

看護師さんから

「せん妄」について

簡単な説明を受けました。

せん妄とは

簡単にいうと

ストレスによる意識の障害です。

母・・・というか

高齢者の場合

入院により

日常が急激に変化してしまうことで

脳機能が乱れ

わかりやすくいうと

認知症のような症状が出てしまうらしいです。

認知症は記憶の障害ですが

せん妄は意識の障害なので

12週間ほどで治るそうです。

 

母にもせん妄の症状が出てしまいました。

 

母は入院当日(822日)は完全個室の病室でした。

翌日(23日)一般病棟へ移ったとの連絡を

病院からもらいました。

更にその翌日24

母にせん妄の症状が表れているので

病室をナースステーションに近い部屋に

移動した旨の連絡が来ました。

 

826日(木)

私はバスに乗っていました。

母からの電話。

一旦切ってもすぐかかってきてしまうので

「今バスの中だから。」と

一言だけ言って電話を切るつもりで

出ました。

しかし、、、

母の様子が、、、

何か、、、

違う。

(電話を切ってはいけない!)

咄嗟にそう感じました。

仕方なく

超小声で

手でスマホと口を覆うようにして

「うん。」の一言だけを繰り返しました。

前に座っている人が

ちらっと後ろを振り返ります。

(前の人、、ごめんなさい。今、電話切れないの。)

母は完璧にせん妄状態でした。

言ってることが支離滅裂なのです。

 

兄が入院していて

〈注:兄は元気です。〉

生前の父のように尿道カテーテルを入れている。

あの姿見ていたら情けなくなってきた。

今から〇〇行くからfirstちゃん、来てくれないか?

大まかにいうとそんな内容でした。

 

「来てくれるか?」

「わかった!」の

応答を数回繰り返し

母は安心したのか

やっと電話を切ることができました。

 

本当にコレってせん妄なのでしょうか?

認知症じゃないよね????

 

827日(手術当日)

せん妄が出てることと

この日手術があるということで

また病室が変わる連絡が来ました。

が、、、

その3時間後

救急重症患者が搬送されてきたとうことで

母の病室変更が中止になりました。

術後は一晩

観察室?とかいうところで過ごし

翌日からは元居た病室に戻るということでした。

 

手術室の出入りの時に

母と少しだけ会えました。

が、、、、

母の手首周辺が

かなり広範囲で真っ赤なのです。

びっくりして看護師さんに聞いてみると

点滴を抜いてしまったのだと。

生前父が点滴を抜いてしまうことを

いつも気にしていた母。

自分もやっているよ。(; )

と、これはせん妄のせいだから

したかないよね。

(父も認知症のせいだったのだが。)

 

830日の真夜中のことでした。

130

母から電話がありました。

一体なぜこんな時間に?

胸騒ぎしかしません。

電話に出ました。

母の頭の中は

いろんな情報が混乱しているようでした。

 

・兄が母と同じ病院に入院している。

〈兄は元気です。〉

・財布(現金)持ってきて

〈病院で現金使うことないから必要ないです。〉

・入院しているから、もう(自分は)だめだ。

〈入院してるのはあってますが、整形外科ですから大丈夫です。〉

 

その他いろんなこと言ってました。

心の中ではツッコミを入れておりましたが

せん妄中なので

まともなことは理解できる状況ではありません。

ひたすら話を聞いてあげることに徹底しました。

 

実は、

「そんなことないよー。」と

ちょっと私の意見を言ってみたら

逆ギレしそうになったのです。

混乱している母の頭の中。

今はただ

母の気持ちを安心させてあげることが

一番大事なのだと学んだ瞬間でした。

(安心させることの大事さは、父の認知症の同じでした。)

 

am330

また電話。

はい。

私寝てましたので

無視させていただきました。(; )

 

 

その日の夕方4時過ぎ

母から電話。

息子(中1)が出たのですが

息子のことがわからなかったのです!!!

あんなに可愛がっていた息子(孫)なのに?

大丈夫か、おばあちゃん!

 

10分後にまた電話がきました。

「リハビリを一回しかやってないのに

なんで家に帰ってきちゃったんだろう?」

自分の病室と自宅が混乱しているようです。

 

5分後

兄に電話しようとして

間違えて私にかけてしまった、と。

まー、間違えることもあるさー。

 

5分後

「自分の部屋じゃないところに来ちゃったのに

誰もわかってくれない。

firstちゃん、みんなに説明して!」

とりあえず、「わかった!」と返事をする。

 

数分後

母「どうだった?(みんなわかってくれた?)」

私「うん。わかってくれたよ。もう大丈夫だから安心して。」

母「そうか、良かった。」

 

数分後

お腹が空いたらしく

「食事はどうなっているのか?」と。

私に聞かれても、、、(^^;)

私「時間的にまだじゃないかな〜?」と答えてみた。

 

食事のことを(病院に)聞いてほしいと言うので

とりあえず「わかった!」と返事をしておいた。

 

数分後

母「何て言ってた?」

私「やっぱりね、まだ食事の時間じゃないんだって。」

おばあちゃん、リハビリしてお腹すいちゃったの?」

母「うん。」

私「そうだよね。今はまだちょっと早いけど、すぐ食事の時間になるから大丈夫だよ。」

 

母は、骨折して手術まで1週間ほど

ずっと寝たきりだったので

リハビリが始まり

疲れてお腹が空いたらしいのです。

 

一過性のせん妄だと願いながら日々過ごしました。

そして

この頃がせん妄のピークだったようです。

 

数日後

電話かかってきました。

「〇〇を持ってきてほしい。」と言うので

実家のどこにあるのかを聞くと

ちゃんと答えてくれました。

「父の仏壇のお花を変えてほしい」

とまで気にするようになりましたよ。

更に

「〇〇(息子⦅孫⦆の名前)はどうしてる?」と。

息子の事まで。(^○^)

 

97am7

母から電話。

「メニューを見てほしい」(だったかな?)

何か依頼されました。

でも何故か

今から「学校に行くから。」とかで

電話を切りました。

母、、、

7時からリハビリにでも行くのだろうか?

 

おそらく朝晩は

まだせん妄が出やすいのでしょう。

 

その後数日経ち

昼間に

幾度となく電話が来てますが

入院前の母とほとんど変わらない様子です。

 

「でも、朝晩はどうなんだろう?」と

漠然と心配していたところ

9月9日(木)

主治医からお電話をいただきました。

術後2週間が経ち

そろそろリハビリ病院への転院になると言うことで

母の現状などについて話してくれました。

その時母のせん妄について先生に聞いてみました。

母のせん妄は今はもう大丈夫だけれど

リハビリ病院へ移ってすぐは

また出るかもしれない。

でも自宅へ戻った時は

せん妄もなくケロッとしているでしょう。

大体そんな内容でした。

 

とにかく

認知症が発症したわけでなく

良かったです!

 




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