2013年8月28日

走る雨の境界線

   

先週の夕立(ゲリラ豪雨!?)の日の事。
14:45頃だっただろうか。
雨が振りそうな感じがあったので
折りたたみ傘を持って
近所の病院へ出かけた。
しばらく歩くと
大きな雨音がしてきた。
が、私のところはまだ降っていない。
どこか近くで降り始めたのだろう。
それにしても雨の音が近い。
しかし、
私の上には降っていない。
当たりをキョロキョロすると
私の後方で雨音がするようだった。
どっちに向かって降ってくるんだろう?
空を見上げキョロキョロする私。
雨音がどんどん近づいてくる感じがする。
間違いなく。
もしかして
雨の境界線が見れるかもしれない!?
ワクワクの好奇心と
そんなことあり得ない、
と思う気持ちが交差する。
はたして
晴れと雨の境界線は見れるのだろうか???
えっ!?
あらっ!?
マジっ!?
そ、、、
それっ、、、、、
それって、、、、、
私は
46年生きてきて
初めて見る光景を
目の当たりにした。
それは
雨の境界線を見たなんてもんじゃない。
道路の
大きな大きな雨粒のある部分が
どんどん
自分に向かって
迫ってくるのだ。
このまま走って
雨と追いかけっこしたら
濡れずに
病院へつけるかも!?
アニメのような光景を
ちょっと想像してみる私。
おいおいおい。
いいから、傘させ、私。
あっ、
でもちょっとやってみたい。
雨と追いかけっこ。
でも・・・・
病気してる関係上
自分のペースで走れないかけっこは
自身がない。
せっかく改善してるのに
悪化させたくないしな。
仕方ない。
無理はやめるか。
好奇心より健康を優先させ
雨との追いかけっこは断念。
私は路上から軒下に移動し
鞄の中から傘を出していると
雨が降り始めた。
人が足跡を残すかのように
道路がどんどん雨跡で濡れていく。
それはまるで
雨が走っているような光景だった。




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